カナダ留学中の藤山恵梨さんからです

Q1 価値観や行動様式について、日本と比較しながら、この違いについて思いつくままに書いてください。

カナダの高校生は本当に自立していると思います。日本では女の子は特にいつも誰かと一緒でトイレに行くのも、行事に参加するのも友達が行くなら行くということが多いと思います。私も日本にいる時はいつも同じ友達とくっついて行動していました。始めの5ヶ月間はホストシアターと同じ学校で、いつも2人で行動していました。2月にホームステイ先を移動して、新しい学校、新しいホストファミリーで孤独を感じることがありました。今は、友達もできて楽しいですが、グループでお昼ご飯を食べている時やグループ活動をしている時は、まだなじめていないなと思う時もあります。中国からの留学生と友達になり、その子は留学2年目なのですが、最初は同じ気持ちだったと相談を聞いてくれます。中国も日本と同じように常に一緒に行動する友達がいたり、相手を傷つけないよう気をつかったりします。自分のしたいことをすることや自分の思っていることをそのまま言うという行動に時々戸惑いを感じます。

Q2 高校時代に1年間の海外体験を積んで、良かったと思うことを書いてください。

 自分がどんなに恵まれているのか気づくことができます。自分の家族や友達、自分を支えてくれていた人への感謝の気持ちが大きくなります。朝・昼・夜、自分の好きな料理を親が作ってくれていたことが当たり前ではないことに気づきます。私は大阪での出発前オリエンテーションで、都会の大きい駅に戸惑い、駅を降り間違い、迷子になり、知らない人に声をかけるのも怖く、親に泣きながら電話をしました。そのくらい自立できていなかった私ですが、今は自立していると自信をもっていえます。高校生だからこそ気づいたことは、他国の高校生と比べ自立できていなかったということです。また、今後の進路も考え直すことができます。どこの大学が一番自分の夢に近づけるのか改めて考えることができました。
8割が辛いと感じる生活ですが、2割の喜びがとても大きくて幸せで、留学して良かったと思える生活です。

Q3 プログラム参加当初に抱いていた目標は何ですか?その目標はどれくらい達成できていると思いますか?

 私の目標は、英語をペラペラに話せるようになることでした。最初、カナダに来たときは本当に話せず、自分でも驚くほどの英語力のなさに泣きそうになりました。英語の授業では、質問はわかるのに上手に英語で伝えることができず、自分の答えに自信が持てず、嫌になることもありました。今はペラペラとまではいきませんが、授業で自分の思っていることをみんなの前で発言できるようにもなり、たまに分からないときがまだありますが、授業中先生が言ったことや映画やドラマも理解できます。聞き取れるようになった今は、語彙力を増やさなければいけないと思っています。話している中で分からない単語があり、後から辞書で調べていますが、話しをもっと理解できるようボキャブラリーを増やしたいです。

Q4 異文化体験を積んで、どんなことを学びましたか。自由に書いてください。

 日本の文化はすごいということを学びます。本当に日本人ということだけでも誇りに思います。日本好きな人が世界にたくさんいるのだと気づきました。カナダで出会った人に日本人ですと言うと「はじめまして」「ありがとう」「元気ですか」「かわいい」「おはよう」など知っている日本語をたくさんの人が話してくれます。
 5ヶ月は首都で生活し、今は大自然の中で生活するというカナダの2つの場所で生活でき、毎日新しい発見があります。鹿が毎日見られたり、ニワトリの鳴き声で目が覚めたり、夜には野生生物の鳴き声も聞こえます。週末はウサギやニワトリ、馬などの世話を手伝っています。自分の家にいると体験できなかったことを体験できて、とても楽しいです。
最初は、ホームステイも大変になるのではないかと心配でしたが、今は学校であった嫌な事も忘れてリラックスできる場所で、ホストファミリーが家族のような存在として私を支えてくれています。言語も文化も生活も違っていても、落ち着ける場所ができ、他の人も私の文化を尊重してくれることに気づきます。
 日本の事を知りたいと思ってくれている人がいるということがとても嬉しくて、文化の違いがたくさんの人との繋がりを作ってくれることを学びました。