家庭学習中の皆さんへ
家庭学習中の皆さんへ
校長 松原秀樹
皆さん、体調はどうですか。
休校になって、3日が過ぎました。いつもなら学校で、この一年を振り返ったり、新しい学年に向けての取り組みを始めたり、また、クラスの仲間や部活の友人たちと楽しく過ごしたりしているときですね。学校に来られないのは、本当に残念ですね。私たちも同じ気持ちです。
今、皆さんは、iPadを使ったリモート授業をしていますが、ある先生が「あぁ、生徒と一緒に授業がしたい!」と、仰ってました。先生方も皆さんに会えなくて、とても残念な気持ちなんだと、改めて思いました。
さて、現在、コロナウイルス感染症により、全世界が厳しい状況にあります。日本も例外ではありません。日常生活においても様々な、異様な現象が起こっています。一例を上げると、皆さんも知ってのとおり、スーパーでも、ドラッグストアでもマスクが手に入らなくなっています。これは、「買占め」と言う恥ずかしい行為によるものですね。
このような閉塞感に覆われ、危機的な状況であるからこそ、私たちは、冷静に受け止め、行動することが求められます。
「For Others, With Others」このスクールモットーは、私たちにいろんなことを考えさせてくれますし、求めてきます。また、「与えることこそが、人間の証である」そして、どんなときも、「自分の命が、他者のために燃焼することの尊さ」を教えてくれます。
今こそ私たちは、人の痛みに気づく心で、弱い立場に立たされた人の隣人となる時だと思います。
サビエル高校生として、また、人として、どう行動するかが問われています。「逆境こそが、あなたを成熟へと導いてくれる」と信じてください。神様は、私たちの「願ったもの」よりも、幸せを増すのに「必要なもの」を与えてくださいます。それは、自分が「欲しくないもの」かもしれません。しかし、「全て必要なもの」だと感謝して、謙虚に受け入れることが大切です。
臨時休校期間は、自己管理が大切です。勉強もそうですが、外での適度な運動もしながら体調管理もしっかりして過ごしてください。皆揃って学校生活ができるのを、楽しみに待っています。